
産業医として転職するとその企業に就職して従業員の診療に当たることになります。
ですので、待遇は企業の一社員と同じ扱いになります。
コロナウイルスの影響で産業医をおく企業は減っており、求人は首都圏や大都市に集中する傾向があります。
今は産業医としての転職を希望される医師には厳しいのが現状です。
そんな産業医として転職したい医師が登録すべき転職エージェントを3社紹介していきたいと思います。
ただでさえ産業医の求人は好きないので、多くの情報を得る意味でも複数の転職サイトに登録すれば良い転職が出来る確率が高くなります。
転職サイトによって自分に合う合わないのがあり、メリットやデメリットも紹介するので是非自分にピッタリのサイトを見つけてください。
目次
産業医におすすめ1:JMC
・適正年収を診断してくれるので転職の基準になる
・業界経験豊富なエージェントが対応してくれる
・他社にはないユニークな求人が探せる
JMCは、医師の悩みを少しでも解決したいという思いから、「機械的なマッチング」ではなく登録の方一人一人と向き合い緊密な人間関係を気づきながら人材コンサルティングを行っています。
JMCのメリット
メリット
- 非公開求人が多い
- 適正年収を診断
- ベテランエージェントが対応
JMCは医師に特化した転職サイトです。
『JMC』が抱える求人の8割が非公開求人ということもあり、医師に人気がある求人を狙って開拓しているのが特徴です。
他では手に入れられない優良案件と出会えるチャンスもありますが、そのような求人は回転が早いため、獲得してもすぐに無くなります。
事前に登録しているドクター方に優先的に情報を配信しているので、早めの登録をオススメします。
さらにJMCは経験と、数千件の求人データを元に、ドクターの適正年収調べてくれます。
そのうえで、あなたの希望する条件の求人を紹介してくれるので、満足すること間違いなし!
データ以上の年収アップ交渉も得意としているので、収入を上げたい医師はエージェントに相談すれば医療機関と交渉してくれます。
JMCのデメリット
デメリット
- 地方求人は少な目
- 実務経験が無いと厳しい
JMCの拠点は東京と名古屋の2か所しかないので、地方の求人は他の転職サイトに比べて少ない印象です。
都心の求人なら他のサイトより多く、8割が高収入求人等の非公開求人なので満足できる転職は間違いなくできますが、地方で転職しようと考えている医師は他の転職サイトの登録をオススメします。
産業医におすすめ2:民間医局
医学生や研修医、本格的な復職がまだ難しい女性医師であっても、民間医局に履歴書を登録していれば、それだけで気になるスポットバイトの応募できるのは嬉しいですよね。
常勤、非常勤アルバイトでも専任のエージェントがサポートしてくれるので、忙しくても代わりに医療機関への交渉を行ってくれる。
医師賠償責任保険も提供している点もオススメポイント!
医師向けのセミナーを開催するなど転職以外のサービスも展開している転職サイトです。
民間医局のメリット
メリット
- 顔見知りのエージェントが対応
- 女性医師の成約が多い
- スポットバイトの求人も豊富
民間医局のエージェントは必ず一度先生に会ってからご希望を伺ってくれます。
少し面倒のように思う先生もいるかもしれませんが、顔見知りのエージェントのほうがいろいろと頼みやすいと評判なんです。
ドクターからの変更希望、もしくは会社内での異動がない限り、ずっと一人の担当が対応してくれるので、信頼できる人に相談や交渉の手伝いをしてもらうのは凄くありがたいですね。
さらに、妊娠・出産や育児を経て、再び医師として復帰したいと考える女性も多くいると思いますが、今現在、日本では女性医師がまだまだ働きにくい環境が問題視されています。
民間医局はそんな女性医師に親身に寄り添い、日数・時短勤務から社会保険の適用まで、労働条件を整えることで多くの問題を解決しているんです!
実績として、女性医師の成約件数は全成約数の20%を占めています。
民間医局のデメリット
デメリット
- 受付時間が短い
- 場所によっては求人が少ない
- ほとんどが非公開求人
民間医局の電話受付時間は9時~18時(平日)となっております。
普段忙しいドクターからは「電話が出来ない」「受付時間が短い」という口コミも見受けられます。
急ぎの用事がある場合は時間を見つけて電話をするか、メールでやり取りを行うしかないので、日中忙しいドクターは注意が必要です。
また、東京・千葉・大宮・横浜・札幌・仙台・高崎・金沢・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・高松・福岡・熊本・那覇の17か所に拠点がありますが。
大都市に比べ地方は求人が少ないのがデメリットとして挙げられます。
ただ、このデメリットに関しては皆さん共通認識なのではないでしょうか?
少ない中で、良い求人をエージェントの方が紹介してくれるので当たりは多い可能性も高くなります。
産業医におすすめ3:m3キャリア
・コンサルタントは全員が医療経営士の資格取得
・役職付き求人や高収入求人が豊富
・医師の90%が登録
業界大手グループが運営で医師のほとんどが利用していること間違いなしのサイト。
多くの医療機関から信頼されているので、多くの非公開求人を集める事が可能で好条件求人が豊富!
m3キャリアのメリット
メリット
・医師限定の掲示板
・登録実績No1
エムスリーキャリアエージェントのコンサルタントは全員が医療経営士の資格取得を義務付けられています。
なので、経験だけで条件交渉するのではなく、経営的視点・知識を持って医療機関と交渉を行うことが出来るんです!
実際に
「年収アップ」
「当直削減」
「転職時の新幹線・飛行機代支給」
「居住の用意」
「新たな採用枠の創出」
などなど、上記のような医療機関と交渉実績があります。
さらに「端的なコミュニケーションがとれるか」という採用基準があるのでコミュニケーション能力が高い人が多いです。
また、27万人以上の医師登録数を誇り、転職希望医師の登録実績は6年連続No.1となっています。
特に高い年収を手に入れるのにこだわりを持っている人には魅力的な求人が豊富になっています。
勤務地も全国各地にあり、募集科目も取りこぼしがなくてどのような専門を持っている医師でも利用することが可能です。
m3キャリアのデメリット
デメリット
・非常勤求人は少ない
・内科以外の求人は少なめ
エムスリーキャリアエージェントの求人は関東圏に集中しており、東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県だけで求人全体の半数以上を占めていました。
それ以外だと大阪や名古屋の求人は多い方でしたが、それ以外の場所での転職を考えている医師は複数の転職サイトに登録して多くの情報を得る事をおすすめします。
さらに内科の求人数が圧倒的に多く、外科の求人500件前後・小児科・産婦人科300件前後であるのに対し、内科系の求人数は4000件前後も求人があります。
内科の医師にはメリットですが、他の診療科の医師は非公開求人の争奪戦になってしまいます。
産業医の転職まとめ
医師が産業医に転職を検討するとき、どの時期に求人を探せばいいのかなど転職を本格的に始めるタイミングで迷う人は多いです。
結論から言うと「思い立ったが吉日」です。
転職は物凄く勇気がいる行動で、自分の人生の分岐点になりうる大イベントです。
自分一人で活動するのもいいですが、やはりプロの意見や情報を元に転職活動する事を個人的にはオススメします。
また、複数の転職サイトに登録することも推奨しています。
1社だけだと自分の条件に合った案件も限られてきて、転職の幅が狭くなってしまうデメリットがあるからです。
保有求人の多さも大切ですが、転職に対する条件・期間・場所によって合うサイト、合わないサイトが必ずあるので自分の条件と相性の良いサイトで転職活動を行いましょう。