
この記事がオススメな人
- 退職を考えている看護師
- 円満退職したい看護師
- 初めての転職で、今の職場に退職を伝える勇気が欲しい看護師
- 退職トラブルに巻き込まれたくない看護師
目次
退職時の基本
退職をするにあたり、まず何よりも「今務めている病院やクリニックなどに出来るだけ迷惑をかけない・敬意を払う」という姿勢が大切になります。
今務めている病院やクリニックであなたは多くの時間を過ごしたわけですし、そこで接点を持った同僚や上司、患者さんの方々はあなたの人生にとっての貴重な財産なはずです。
接点を持った人達とそれっきりになってしまうのではなく、退職後も違った交流が保てるよう誠意を持った行動が必要です。
また、退職にあたっては「強い意志」も必要です。
実際に退職の話になると上司やクリニックや小さい病院だと院長は引き留めを行ってきます。
色んな条件や優しい言葉をかけて引き留めるパターンが考えられますが、そういった時にも自分の将来に対しての想いを大事にし、情に流されないことを大切にしてください。
退職理由
- 給料が安い
- 残業が多い
- 人間関係
- 引越し
- 休みが少ない
転職を考える理由として上記のような理由がよく挙げられます。
退職を決意したわけですから現在の仕事に対して何らかの不満や理由があることでしょう。
しかし、それを前面に押し出してしまう事は、あなたと今の職場において良好な物とはいえません。
不満を爆発させると、急に冷たく接してきたりと辞めるまでの期間、人間関係が悪くなってしまう原因になりかねません。
ここで大事なのは、あなたが前向きに次のステージに進もうとしていることを伝えましょう。
退職を伝える時のポイントは退社理由を具体化しすぎないことです。
あまりに具体化することで「じゃあ、それを改善するので」と引きとめを受けてしまい、その後の話が進まないといったことも起こりえます。
退職理由の例
〇将来のために必要なスキルを身に付けたいと思っています。
〇退職は現状への不満ではなく次のステップへ必要だと考えてのことです。
〇引き留めていただき、大変うれしいです。ですが一度決心したことですのでどうかご了承ください。仕事の引き継ぎに全力で協力します。
〇昇進や昇給を考えての退職ではありません。ありがたいですが私の気持ちは変わりません。
退職を上司に伝える際は、建前を上手に使うようにしましょう。
ポジティブな理由であれば円満に退職しやすくなります!
退職を伝える相手
退職を伝える相手は、看護師であれば師長さんとなります。
病院やクリニックも組織ですから、これを間違えてしまうと円滑な退社交渉がスタートから滞ってしまいます。
同僚に最初に伝えてしまい、同僚から上司の耳に入り険悪な状態で退職になったパターンに遭遇したこともありますし、常識が無い人とレッテルを張られることもあります。
同僚に言いたい気持ちも分かりますが、最初は相談程度に留めておきましょう。
上司に伝えてから正式に同僚に伝えるのがオススメです。
また伝え方としては、まずは上司と職場とは別の場所で口頭で伝えることが一般的です。
ドラマや漫画のように書面で「退職願」を提出するといったケースは現実世界で行うのはオススメしません。
これもやはり円滑な退社交渉がスタートから滞ってしまいます。
なお、上司に声をかける際には「折り入って重要なお話が…」や「ご相談がありますのでお時間をいただけないでしょうか」などの前置きを付け、話の重要性を上司に察してもらうことも大切です。
退職願い・退職届の書き方
退職願い
退職願はその名のとおり、「退職したいです」と退職を願い出るもの。
仕事を辞めることをお願いする書類ですが、このご時世に使う方はあまりいないと思います。
ほとんどの場合がこの退職願いを出すのではなく上司やへ相談するような形になると思います。
そちらの方が穏便に話も進むと思いますし、退職願いを出したときに口頭でも話すことになりますからね。
退職届
退職届は退職願いの「お願いをする」というスタンスではなく「退職します」と退職の決意を表明する書類です。
記載方法
今は口頭で退職を伝えるのがデフォルトで、届も法律的には出さなければいけないと決まっているわけではありません。
提出する人の方が少ないですが、就業規定で定められている場合が多いので記載方法を紹介していきたいと思います。
「自分が会社を退職する」という旨が伝わればよいのです。
必要な項目は次の項目です。
・「退職届」という文字
・病院名
・代表者の名前
・いつをもって退職するのかという意思表示
・日付
・自分の名前と印
シンプルで何の問題もありません。
もっと言えば「退職届」「自分の名前」「日付」だけでもOKです。
退職を伝えるタイミング
退社の意向を伝えるタイミングは、法律上は2週間とされていますが、円満退社を考えると1ヶ月以上前であることが望ましいです。
また、病院やクリニックの就業規則で退社予告が制定されている場合、それに従うのがベストですが、パワハラやセクハラで今すぐにでも辞めたいという状況の場合は就業規則に従わなくても大丈夫です。
それは何故かというと、就業規則は病院のルール的なもので会社の希望なので、病院が認めれば即日でも退職自体は可能です。
円満退職とはなりませんが、ハラスメントを受けており今すぐにでも辞めたいと考えている看護師は退職代行をオススメします。
退職代行に関しては
退職代行ガーディアンを利用したら辞めれるの?
☝の記事が分かりやすくオススメの退職代行会社を紹介しているのでご覧になってみてください。
話が脱線してしまいましたが、法律を元に強引に退職を主張することは出来なくはないのですが、円満退社するのであれば就業規則に従うようなタイミングで退職の申告をするのが望ましいと思います。
それ以外の注意点としては、忙しい時期を外す、担当している業務の終了に合わせて等の配慮も必要になってきます。
これは会社・同僚に迷惑をかけないというだけでなく、あなた自身の引継ぎ業務も軽減されるというメリットがあります。
退職の時に返却する物
基本的に会社や病院から支給されたものは全て返却すると考えてください。
返却するのか分からない物に関しては、自分で判断せず、会社や上司に確認を取るようにして下さい。
- 社員証(その他社章やバッジなど)
- 健康保険証
- 定期券
- ナース服・名刺など
- 社内資料・PCデータ・個人情報が含まれている物
おすすめの看護師転職サイト
看護のお仕事
株式会社レバレジーズメディカルケアが運営する転職サイト「看護のお仕事」
正看護師、准看護師、保健師、助産師のいずれかの資格をお持ちの方の転職・復職を無料で支援するサービスです!
『サービス満足度 No.1』
『コンサルタントの対応満足度 No.1』
『友達に進めたいランキング No.1』
を達成した経験もあるので安心と実績のある転職サイトになります。
看護のお仕事のメリット
- 職場の内部事情に詳しい
- コンサルタントが交渉してくれる
- 求人が豊富
職場の内部事情に詳しい
看護のお仕事ではコンサルタントがついてくれるのですが、転職に関する知識だけでなく看護師としての知識もきちんとある方が多いのが特徴的です。
看護のお仕事を介して入職した方へ職場の様子をヒアリングしたり、キャリアアドバイザーが直接施設に足を運んで情報収集しているので、外からでは分からない人間関係・職場の雰囲気・離職率などの極秘情報が充実しています。
求人には絶対に書かれない情報を知ることが出来るのは嬉しいですよね!
いざ入職して、雰囲気が良くないとか最悪ですもんね。
コンサルタントが交渉してくれる
転職エージェントが「新卒で就職した病院から初めての転職をしたい」「育児休業から復職したい」「ブランク明けでバイトから始めたい」といったさまざまな要望に応え、面接対策や面接の日程調整など、転職活動のすべてをサポートしてくれます。
もちろん月給や手当、保険加入などの条件面の交渉もしてくれます。
プロのキャリアアドバイザーがあなたの代わりに交渉するため、給与の大幅アップの可能性も格段に高くなります。
求人が豊富
給与が高い、年間休日が多いなどの好条件の看護師求人は、応募が殺到することを防ぐため、非公開となっていることがほとんどです。
看護のお仕事では、大手企業が経営する病院や人気の美容クリニックなど、ほかの求人サイトには掲載されていない好条件・好待遇の非公開求人を紹介してくれます。
また、派遣の求人も多く揃えているため、様々な雇用形態にも対応しています。
せっかく求人を紹介してもらったとしても、それが自分の条件に合わなかったり、待遇面が悪い病院だったりすれば、転職サイトを利用する意味がありません。
そのため、看護のお仕事のような「求人数が多く」「希望条件に合わせた求人を紹介してくれる」転職サイトをメインに使いながら、転職活動を行うことをおすすめします。
看護のお仕事のデメリット
- コンサルタントに当たり外れがある
- 未経験OKの求人が少ない
コンサルタントに当たり外れがある
転職サイトを利用する中で、コンサルタントの相性は非常に大事になります。
口コミサイトを見ても、コンサルタントと合わなかった等の悪い口コミが多々見受けられます。
相性の悪いアドバイザーに当たってしまい、どうしても合わないと感じたら他のサイトに切り替えるのも大事だと思います。
未経験OKの求人が少ない
20~30代の看護師経験者であれば、多くの求人を紹介してもらうことが可能です。
5年目の看護師ならここは気にしなくて大丈夫です!
50代~や未経験の方の求人は非常に少なく、転職が厳しいのが現状です。
ある程度の経験を積んでから登録することをオススメします。
経験年数が少いけど今すぐにでも転職したい看護師は別の転職サイトに登録した方がよさそうです。
ナース人材バンク
東証一部上場企業が運営する「ナース人材バンク」は年間利用者19万人以上の看護師さんが利用する、 国内最大級の転職支援サービスです!
求人の内容も、病院だけでなく、クリニック、訪問看護、介護施設、治験の求人まで多く扱っており利用者の満足度が高い点も特徴的です。
ナース人材バンクのメリット
- 多くの看護師が利用
- 病院以外の求人が豊富
- 非公開求人多数
多くの看護師が利用
ナース人材バンクは年間利用者数は19万人を超える、国内最大級の転職支援サービスです。
利用者が多いだけでなく紹介実績も業界トップクラスですので、初めての転職で不安な方や数ある転職支援サービスの中からどこに登録すればいいか分からないという看護師にオススメのサイトになります。
ちなみに利用者の多くが希望にあった転職先を見つけています。
病院以外の求人が豊富
病院からクリニック、訪問看護、訪問入浴、介護施設、治験(CRC)の求人まで、さまざまな求人を用意しています。
対象となる職種は、看護師、准看護師、保健師、助産師になります。
条件面でも常勤求人はもちろん、非常勤求人、高給与の求人、日勤のみの求人、託児所付の病院など、様々な種類の求人があるので、あなたの条件にピッタリな職場が見つかる可能性も高くなりますね。
非公開求人多数
ナース人材バンクは「管理職求人」「高収入求人」など公開すると応募が殺到するような好条件求人を多く保有しています。
非公開求人は登録しないと見ることが出来ないので、給与や待遇などが好条件であることが多く、キャリアアップをしたいと思っている看護時にオススメです。
老舗ならではのパイプを活かした求人も多く、ナース人材バンクでしか出会えない求人があるというのも良い点です。
好条件の求人をチェックしたい方は是非登録することをオススメします。
ナース人材バンクのデメリット
- 転職を急がされることがある
- 派遣転職が出来ない
- 連絡の頻度がバラバラ
転職を急がされる事がある
口コミを見てみると担当のコンサルタントに転職を急がされたという記載もありました。
転職活動はコンサルタントの腕次第で結果が大きく変わるため、各人材紹介会社のコンサルタントを比べるという意味でも複数の転職サイトを利用することをオススメします。
最近、「登録は一つの人材紹介会社のみにした方が良い」とうたっている人材紹介会社がありますが、これは非常に危険です。
それは単純に自分の会社から転職をさせたいだけであり、転職を希望している看護師にとってメリットは殆どありません。
ですので、紹介された1つの求人で決めるのではなく、他の求人ももよく見て決める事をオススメします。
派遣転職が出来ない
ナース人材バンクでは、正社員求人とパートの求人のみを扱っているので、派遣の雇用形態の求人は取り扱っていません。
そのため、派遣での転職活動を希望している看護師には向かない転職サイトになります。
もしも派遣の求人を探したいのであれば、他の転職サイトを利用するようにしましょう!
連絡の頻度がバラバラ
口コミを見ると「電話がしつこい」と言う意見がある反面「全然連絡がない」という意見が見られます。
コンサルタントによると思いますが、電話がしつこい、全然連絡が無いというような時には、しっかりと自分の意思を伝えるようにしましょう。
医療WORKER
医療WORKERは人材紹介会社の大手、株式会社TS工建が運営をしている看護師専門の転職エージェントです。
楽天リサーチで看護師の支持率で4年連続第1位を獲得し、サポートに定評があります。
紹介求人数が約9万件あり、公開求人6万3千件は誰でも見ることが可能です。
常勤・応援看護師・夜勤バイト・パート・助産師など幅広い看護師求人に対応しています。
利用満足度97%、転職実績件数30000件以上なので安心して利用する事が出来ますね。
医療WORKERのメリット
- 求人検索が細かくできる
- 非公開求人多数
- コンサルタントによるサポート
細かな求人検索機能
求人を探す時に
エリア(全国対応)
職種(看護師、准看護師・助産師・保健師)
施設形態(病院・クリニック・介護施設・企業など)
だけではなく、下の画像のように働き方など細かな条件を設定して求人を探すことが出来ます。
- 夜勤もある常勤
- 日勤だけの常勤
- 夜勤だけの常勤
常勤だけでも働き方を選択できるので、自分の条件に合った求人が見つかりやすくなります。
非公開求人多数
医療ワーカーの非公開求人は全体の約3割近くを占めています。
非公開求人とは、転職サイトや求人情報誌には記載されていない求人のことを指します。
非公開求人は、公開求人よりも好条件なのに倍率が低く内定を取りやすいのが特徴です。
医療ワーカーの限定メールマガジンに登録しておけば、希望条件に合った非公開求人情報をメールで受け取れます。
希望に合った求人が見つからない・今後転職したいという方は登録だけでもしておくと良さそうです。
コンサルタントによるサポート
医療ワーカーには看護業界の採用事情に詳しいキャリアアドバイザーが多数在籍しています。
登録後は一人ひとりに専任キャリアコンサルタントがつき転職をサポートしてくれます。
転職の相談や職場の人間関係の悩み、年収のことなど沢山相談することが可能です。
医療ワーカーのコンサルタントは看護師転職に詳しいプロなので、悩み解決に繋がるヒントを与えてくれます。
コンサルタントがあなたにピッタリな求人を紹介してくれるのはもちろん、履歴書や職務経歴書の書き方アドバイスや添削、面接対策から面接日の調整までを全てサポートしてくれます。
これだけのサポートがあれば、初めて転職する看護師でも安心して転職活動を進められます
医療WORKERのデメリット
- ゆっくり転職したい看護師には不向き
- コンサルタントとの相性
ゆっくり転職したい看護師には不向き
医療ワーカーは電話やメール連絡がマメなことで知られていますが人によっては電話がしつこい、うざいと感じる看護師も一定数います。
平日の日中は仕事をしながら転職活動をしている人が大半です。
勤務中は電話に出られなかったり、メールの返信が遅れたりすることも多く、人によってはしつこいと感じてしまうのかもしれません。特に、転職するかどうか検討段階の人にとってはストレスに感じてしまいます。
再ヒアリングをして希望をすり合わせるなど、親身になって転職のサポートを意識しているようですが、これが逆にしつこいと感じられてしまうこともあるようです。
急いで転職するつもりがない看護師は多くの求人を紹介をされても困ってしまいますよね。
連絡が頻繁にあるので、ちょっと求人を見てみたい・すぐに転職は考えていない看護師にはあまりおすすめしません。
コンサルタントとの相性
医療ワーカーではコンサルタントが給与など条件面の交渉をしてくれるので凄くありがたいです。しかし、全員が全員優秀で条件通りに交渉してくれるわけではありません。
もちろん人間なので交渉力には個人差もあります。
医療ワーカーでは公式HPでコンサルタントのプロフィールや顔を公開しているので登録前にチェックすることも出来ます。
コンサルタントの顔やプロフィールを確認してから、信頼できそうと思えば登録でOKだと思います。
まとめ:円満退職しよう!
多くの方が何かしらの不満を理由に退職を考えると思います。
不満を抱えながらも頑張って働いてきたので、最後くらい円満に笑顔でバイバイしましょう!
笑顔で退職できれば気分よく次のステップに勧めますよね!
できるだけ周囲の人々とトラブルを起こさず、応援されるかたちで円満退職できることに越したことはありません。
人はついつい自分中心に物事を考えがちですが、そんな時だからこそ退職する会社やそれを構成する人々の立場を考え、行動することが必要なのです。
あなたが有能であればあるほど、あなたが退職することは会社や病院にとってマイナスになることは否めない事実です。
強い引き留めがあってもそれにただ反発するのではなく、自らの価値を認識してくれているということに感謝し、あなた自身が去ろうとしている病院やクリニックに最後まで敬意を持って対応していきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良い環境で楽しく仕事を行いましょう!